仕事、旅行、趣味、家族との時間。私たちがやりたいことの多くは、体が動くことが前提で成り立っています。今回は、健康への「投資」についてお話しします。
お金があっても、健康がなければ使えない
どれだけお金があっても、体の自由がきかなくなれば、旅行に行くことも、好きなものを食べに出かけることも、思うようにできなくなります。時間もお金も、健康があってはじめて「使える」ものです。だからこそ、時間とお金を最初に回す先として、健康を考えてみていただきたいのです。
体は、何もしなければ良くならない
体は、何もしなくても良くなることはありません。筋肉も、何もしなければ増えることはなく、年齢を重ねるほど少しずつ減っていく傾向があります。膝や腰が痛くなる、動きにくくなるというのは、特別なことではなく、何もしなければ起こりやすいことだと理解しておくことが、はじめの一歩です。
「今は痛くない」が、これからも続くとは限りません
痛みがない状態が当たり前のように続くと思っていても、いつ動きにくくなるかは、誰にも分かりません。また、国立がん研究センターの統計では、生涯のうちにがんと診断される確率は約2人に1人とされています。つまり病気は、誰にとっても他人事ではありません。日々口にするもの、動き方、眠り方といった生活の積み重ねが体の土台をつくっています。そのうえで、健診やがん検診を定期的に受けることも、大切な「健康への投資」のひとつです。
食べるものを「自分で選ぶ」ことも、健康への投資です
日本では、食品添加物として使用が認められているものが、指定添加物473品目・既存添加物357品目など、香料を含めて800品目を超えます(厚生労働省の資料、2022年時点)。国によって制度や数え方が異なるため、単純に多い・少ないを比べることはできません。国が認めている添加物は、安全性の評価を経たものでもあります。
一方で、国によって規制の考え方に違いがあるものもあります。たとえば、パンやお菓子に使われるショートニングやマーガリンには、製法によって「トランス脂肪酸」が含まれることがあります。米国では2015年に部分水素添加油脂の規制方針が示され、段階的な移行期間を経て、原則として使えなくなりました。EUでも、2021年4月から、油脂100gあたり2gまでという上限が適用されています。日本には法律上の上限がなく、表示も事業者の任意とされています(食品安全委員会は、日本人の平均的な摂取量はWHOの目標値を下回るとしています)。
つまり日本は、「何を、どれだけ口にするか」を、自分で意識して選ぶことの大切さが大きい環境だといえます。原材料表示を見る習慣をつける、加工食品や外食に偏りすぎない。こうした「身の回りのものを選ぶ」ことも、健康への投資のひとつです。
目先の「食べたい」か、将来の「動ける体」か
日本は、食がとてもおいしい国です。コンビニに行けば、唐揚げやポテトなど、手軽でおいしいものがすぐに手に入ります。そのおいしさの背景には、調味料や食品添加物といった加工の技術があります。こうした食べ物は、毎日のように続くと、栄養が偏ったり、摂りすぎにつながったりしやすく、体にとってプラスになりにくい面があります。しかも、一度食べるとまた食べたくなるのも、自然なことです。
だからこそ、問いかけたいのです。目先の「食べたい」という欲を満たすのか。それとも、将来ずっと動ける体でいたいという欲を満たすのか。どちらを選ぶかは、ご自身です。たまに楽しむことまで否定するものではありません。ただ、どちらを多く選んでいるかが、数年後、数十年後の体をつくっていきます。
痛みが取れたら終わり、ではありません
痛みが落ち着いたところで「いったん卒業します」とおっしゃる方がいらっしゃいます。もちろんそれも一つの選択です。ただ、筋力トレーニングやストレッチ、栄養の見直しなど、体にプラスになることを続けていない場合には、痛みが再発してしまうことがあります。痛くなってから対処するのではなく、動けるうちに維持していくという考え方をおすすめしています。
選ぶ基準は、価格だけではありません
たとえば車を整備に出すとき、安さだけで選ぶ方もいれば、費用はかかっても、きちんと見て直してくれるところを選ぶ方もいます。自分が乗る車でさえそうなのに、それ以上に大切なのが、自分の体です。どこにどれだけの時間とお金とエネルギーをかけるか。その選択が、将来の健康につながっていきます。今と同じ選択を続けていると、今と同じ先にたどり着く。だからこそ、今までと違う選択を一つ加えてみることをおすすめします。
当院が大切にしていること
当院は、筋肉や骨だけでなく、内臓や自律神経の状態まで含めて、体が回復しやすい状態かどうかを確認しています。睡眠・お通じ・夜間のトイレといった日々の状態や、指先の血流の状態も、お体を知る目安のひとつとしています(診断ではありません)。また、水素吸入の機器を導入し、吸入の前後で血流の状態がどう変わるかも確認しています。変化には個人差があり、効果をお約束するものではありません。当院の代表は、治療家の先生方に技術を教える立場でもあり、その経験をもとに一人ひとりのお体と向き合います。料金は、決して安くはないかもしれません。それだけの内容と範囲をご提供したいと考えています。
年代によって、意識したいポイントは違います
40代の方は、症状が軽いうちから、睡眠・運動・栄養の土台を整えておくことで、将来の負担が変わってきます。50代・60代以上の方は、筋肉量の低下や自律神経の乱れが重なりやすい時期です。「まだ大丈夫」と思っているうちに、ご自身の体と向き合う時間をつくってみてください。
こんなときは、まず医療機関へ
気になる症状が続くときや、健診で指摘を受けたときは、先に医療機関で確認してください。当院は、その上での体の使い方・整え方の面からご相談をお受けしています。
まずはご相談ください
「今の自分の体は、どんな状態なのか」を知ることから始めてみませんか。※効果や経過には個人差があります。







